
道内各市場で10月第2週からガソリン市況の是正が進展、また、10月15日からコープさっぽろが灯油価格の値上げに踏み切ったことなどを受け、道内35市の石油製品納入価格も一気に上昇していたことが6日現在の本紙調査で明らかになった。ただ、市況の軟化に伴い改定スパンを短縮、今月に入って値下げに動く市も出ている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 道内35市の多くが、毎月20日前後に独自調査を行うなどして納入価格の改定を行っていることから、10月第2週に道内各市場で進んだガソリン市況の是正が、納入価格を一気に押し上げた。
今月6日現在のレギュラーガソリン35市平均価格は、前回10月4日調査を4円85銭上回る148円09銭。消費税込みでは160円近くにまで持ち上がった。ただ、深川や富良野、網走など7市では、10月下旬からの市況の軟化を受けて価格改定スパンを短縮、今月に入って3~5円程度の値下げに踏み切っている。最高値は、消費税込みで170円強となる紋別の158円だった。
軽油もほぼ同様で、35市平均価格は前回を4円74銭上回る133円63銭となっている。
■ 灯油・A重油 灯油は、プライスリーダーであるコープさっぽろが10月15日給油分から全道一律で5円値上げし、多くの販売業者がそれに追随したことなどもあって、未納入1市を除く34市すべてが値上げ。34市平均価格は前回を4円32銭上回り、消費税込みでは100円に乗る93円07銭となった。
最高値は稚内、根室郊外地の102円、最安値は札幌(白石区)の73円で、その価格差は前回より3円広がり29円となっている。
A重油も同様。未納入1市を除く34市平均価格は、前回を3円77銭上回る92円09銭だった。
北海道のガソリン価格予想
7月28日(月)から8月3日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で
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08月05日付掲載予定
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