灯油商戦「鈍い始動」
寒気入らず販量今一歩
2018.10.30

今シーズン最初の定期配送はほぼ終了したが
 本格的な灯油の需要期に入って、ほぼ1カ月が経過した。販売業者の多くは1回目の定期配送を終えたところだが、寒気が入らず「鈍いスタート」となっているよう。また、末端配達価格も、コープさっぽろの値上げもあり100円台に突入した。ある販売業者は「価格の影響についてはまだ何とも言えない」とするが、金額・数量指定の注文増で配送コストが膨らんだ5年前を彷彿とさせる状況。楽観を悲観がやや上回る灯油商戦入りだ。

 一昨年ほどではないにしても、10月中旬に真冬並みの寒波が襲来、初雪も例年より幾分早く、そこそこの滑り出しとなった昨年の灯油商戦。それに引き換え10月後半になっても寒気が入らず暖かな日ばかり、ある販売業者に言わせれば「鈍いスタート」となっているのが今年の灯油商戦だ。

 多くの販売業者は1回目の定期配送を終えたところだが、販量は「例年の3分の2程度」といった具合。燃料油の安定供給が試された北海道胆振東部地震やそれに伴う大規模停電が、今となって需要の下押し要因になっているという皮肉な現象も出てきている。

 また、コープさっぽろが今月15日給油分から5円の値上げに踏み切ったことなどで、札幌でも100円台に乗った配達価格の「高値感」が、需要にどう作用するのかも気になるところ。販売業者からは「価格の影響についてはまだ何とも言えない」 「影響は出てくるだろうが、実感するような販売状況にない」との声も聞かれるが、金額・数量指定の注文増で配送コストが膨らみ、さらに料金の回収も夏場にまでずれ込んだという5年前を彷彿とさせる。

 それらに加え、ローリードライバーの不足や高齢化、安値量販店の攻勢など「これまでには顕在化しなかった問題」も浮上してきている。

 楽観より悲観がやや上回る灯油商戦入り、と言えそうな現況だ。


北海道のガソリン価格予想
2月16日(月)から2月22日(日)まで
価格上昇
元売仕切り価格が上昇

02月20日付ヘッドライン

■些細な「行き違い」が主 消費者センターへの灯油めぐる苦情等
■得意先に「幸運」届ける 稚内で灯油まつり公開抽選会
■「健全経営」など重点に 北見石協が通常総会で事業計画など決める
■洋上風力関連産業創出へ1500万円 北海道の新年度予算案
■油外拡販へ積極的取り組み ナラサキ石油発寒SS