道内35市燃料油納入価格
転嫁の遅れ 微妙に影響
2018.10.15
 道内主要市場では、元売仕切り価格上昇に伴う転嫁が北海道胆振東部地震の発生で9月第2、第3週から第4、第5週にずれ込んだが、道内35市の石油製品納入価格にも少しく影響していることが今月4日現在の本紙調査で明らかになった。毎月20日前後に納入価格を見直す市が多いことによるものだが、レギュラーガソリンでは値下げ、据え置きも散見され、35市平均価格は2円強の上昇にとどまっている。 =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 道内35市の多くは、毎月20日前後に、納入業者からの申し出や独自の調査に基づいて納入価格を改定し、当月1日に遡るか、あるいは翌月1日に繰り上げるかして新価格を適用している。

 そうしたことから、元売仕切り価格上昇に伴う転嫁が北海道胆振東部地震の発生で9月第2、第3週から第4、第5週にずれ込む市場が多かったことで「実勢」の反映にバラツキが出た。

 前回調査(9月5日現在)以降、改定を見送っている2市を除く33市のうち、レギュラーガソリンについては23市が値上げに動いたものの、5市が値下げ、同じく5市が据え置いて、35市平均価格は前回を2円30銭上回る143円24銭にとどまった。

 軽油もほぼ同様で、35市平均価格は前回を2円12銭上回る128円89銭となっている。


■ 灯油・A重油
 灯油は、価格改定を見送っている2市、未納入1市を除く32市のうち9市が値上げ、3市が値下げに動いたものの、6割を超す20市が価格を据え置いたことから、35市平均価格は前回調査を30銭上回る88円75銭と小幅な動き。

 A重油は価格改定見送り2市、未納入3市を除く30市のうち14市が値上げに動き、35市平均価格は前回を97銭上回る88円32銭となっている。


北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調

04月30日付ヘッドライン

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