ガラケーが使用不能に
石油業界では注意必要
2019.4.30
 40年前に日本で初めて自動車電話からサービスを開始し、「オッケーバブリー」のお笑いネタで若者も知ったショルダーバッグサイズから小型化が進み、スマートフォンにまで進化した携帯電話。2022年3月末に一部が使用不能となる。

 現在の主流で、スマホなどが使用する4G(第4世代)と呼ばれる電波に対し、いわゆる「ガラケー」の大半は3G(第3世代)を使用するが、auが停波日を正式に決定し、通知を開始。ドコモやソフトバンクも時期は未定だが、いずれ同じ対応をするとしている。

 さらに注意が必要となるのは「auだけどスマホだから大丈夫」ではなく、通話音声向上機能の「au VOLTE」非搭載機種も該当すること。心配な諸兄は通知の確認が必要だ。

 停波の顕著な例として、テレビ放送のデジタル化が挙げられる。限りある電波(帯域)を整理し、都心部での難視聴解消に向けAMラジオのFM同時放送などに転用。携帯では次世代の5G(第5世代)電波の供用に向けた取り組みが進められ、auでは空いた3Gの電波を5Gに充てるとしている。

 スマホに抵抗があるユーザーに向けては「ガラホ」が存在。ガラケーと同様にボタンで操作でき、一部ではLINEも使用可能。法人向け携帯でも同様のものを提供している。

 災害時の連絡手段の生命線とも言える携帯電話。特に「最後の砦」として存在が見直され、確実な連絡網の構築が必要な石油業界では、今後の動向に注意が必要だ。 (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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