無礼講にも潜む「礼儀」
大人の責任が欠かせず
2019.5.10
 北海道にも桜前線が到達し、日本列島を縦断する桜前線のゴールも間近に迫った。

 「梅の花が咲くように」との願いが込められた新元号の幕開けも間近に迫るが、個体差があるものの桜と梅がほぼ同時に開花、続けざまにコブシが咲く北海道では、新時代の幕開けと同時に肌で感じられるだろう。

 桜の開花と聞き、多くの道産子は「花より団子」とばかりに食欲を誘う匂いを放つ屋外でのジンギスカンパーティーを思い浮かべ、左党はそれに加えて青空の下で昼間に飲むビールが脳裏をよぎるのではないか。

 花見に限らず、酒席で多用される「無礼講」。仕事の席とは違ったシチュエーションで、胸襟を開いて話をしようという「思いやり」なのだが…。

 ネットでは「本当に無礼を働いたら、明日の我が身はどうなるだろうと身構えてしまう」などとの投稿も多く、受け手の印象は異なるよう。

 また、適度な摂取が心身を落ち着かせるとして「百薬の長」の異名を持つ酒だが、三大随筆「徒然草」にも「あらゆる病気の発生源」と記されるなど、昔から度を過ぎた飲酒はNGだったことが窺える。

 和気あいあいと進む酒席の会話は、傍から見ても楽しそうであれば微笑ましいが、違えば「明日は我が身」と連想する傍観者をも不幸にしてしまう。

 飲酒運転はご法度だが、酔いに任せた「会話のフリードライブ」にも同様のリスクが伴う。飲酒と無礼講に共通して不可欠なのは「終わった後に責任を持てる」ことではないだろうか。 (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

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