道内35市 燃料油納入価格
ほぼ全市 市場動向反映
2019.5.15
 4月中旬の市況是正を反映し、道内35市の石油製品納入価格は、全油種値上がりしていることが今月7日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリン35市平均価格は前回調査を1円67銭上回る137円78銭、コープさっぽろが4月15日から値上げに踏み切った灯油も1円97銭上回る85円43銭となっている。  =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 道内主要市場では、仕切り価格の上昇を受けて4月第3週に入り値戻しが進んだが、道内35市のほぼすべてがこれを納入価格に反映していたことが、7日現在の本紙調査で明らかになった。

 前回調査(4月5日現在)以降、それ以前に反映し終えていたなどとして価格の改定を見送っている3市、価格を据え置いている6市を除く26市のうち、23市が最大で10円を超す値上げに動いており、レギュラーガソリン35市平均価格は前回を1円67銭上回る137円78銭。最も高かったのは紋別の147円、最も安かったのは芦別の127円70銭だった。

 軽油もほぼ同様、22市が値上げし、35市平均価格は前回を1円72銭上回る123円50銭。


■ 灯油・A重油
 灯油は、4月15日からコープさっぽろが全道一律で3円値上げし、多くの販売業者がこれに追随したことから、未改定などを除く32市のうち30市が55銭から4円までの幅で値上げ。未納入1市を除く34市平均価格は前回を1円97銭上回り85円43銭となった。最も高かったのは根室(市街地)の94円、最も安かったのは旭川(大口)の67円だった。

 A重油も同様で、未納入3市を除く32市平均価格は前回を2円32銭上回り85円70銭だった。


北海道のガソリン価格予想
4月29日(月)から5月5日(日)まで
価格下降
仕切り価格値下げのため

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