道内35市 燃料油納入価格
「安定」反映、動き小幅
2019.6.15
 道内35市の石油製品納入価格は、その多くが価格改定を見送ったり据え置くなどしていることから、小幅な動きで推移していることが5日現在の本紙調査で明らかになった。
 レギュラーガソリン35市平均価格は138円10銭で、前回調査からの上げ幅は32銭。灯油などもほぼ同様の上げ幅となっている。 
=金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 道内35市の多くは、毎月20日過ぎに納入業者の申し入れや独自調査などで価格改定を判断、改定した場合、新価格を月初に遡るか翌月に繰り下げて適用している。こうしたことから、4月中旬以降、比較的安定した状況が続く5月下旬の市場動向を受けて14市が価格改定を見送るとともに、改定した市も半数以上が価格を据え置いた。

 5日現在の本紙調査によるレギュラーガソリン35市平均価格は138円10銭。7市が値上げに動いたことで4カ月連続の上昇となったが、前回調査からの上げ幅は大幅に縮まって32銭。最も高かったのは、消費税込みで158円強となる紋別の147円ちょうど、一方で最も安かったのは芦別の127円70銭だった。

 軽油もガソリンと同様に、35市平均価格は前回調査を36銭上回るだけにとどまって123円86銭だった。

■ 灯油・A重油
 灯油は、改定見送り14市、未納入1市を除く20市のうち、8市が据え置く一方で12市が最大3円の値上げに動き、34市平均価格は前回調査を55銭上回って85円98銭。最も高かったのは根室(市街地)の94円、最も安かったのは旭川(大口)の68円20銭だった。

 A重油も未納入3市を除く32市平均価格は、前回調査を53銭上回って86円23銭だった 


北海道のガソリン価格予想
5月20日(月)から5月26日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付ヘッドライン

■経営安定化へ総意結集 北石連・商が通常総会・総代会
■商取引阻害要因を排除 函館石協が通常総会
■常に「丁寧なアテンド」 平和石油セルフ美原
■脱炭素の推進など盛る 道の予算要望
■元売大手3社が2023年度決算