
◎…資源エネルギー庁は近く平成30年度末、今年3月末のSS登録数を明らかにする。SSはさらに減って、全国ベースで3万カ所を割り込むのかどうか。販売業者数はピークだった平成6年度の3万1559者から減少に歯止めがかからないと見る関係者もいる。SS登録数、販売業者数はともに右肩下がり、マイナス基調の加速は否定できない。
◎…「一体、SS数の減少にいつ歯止めがかかるのか。ガソリン需要の減少によってSSを生業とする中小業者などがさらに撤退するケースが常態化するというのが大方の見方」だとする中堅特約店主もいる。老舗特約店の会長は「今後も元売再編の影響によって販売子会社の勢力が増し、特約店や販売店の仲間達がさらに業界から離れていくというのは考えたくないことだが、SS数、販売業者数が減少するというのは言わば想定内」と苦渋の表情を見せる。
◎…ガソリン減販時代の中で「ガソリン需要が減少しているといってもこの厳しい場面を乗り越えて残存利益を目指すことを忘れてならない」といった共通認識も芽生えている。SS数が減少する中で「中小零細業者でも地道な経営努力、地域に欠かせない店づくりを徹底すれば小回りのきくSSとして生き残ることもができる。厳しい局面の乗り切りが最優先課題」だといった声もある。
◎…さらに地域コミュニティとしてSSを軸に新たな事業展開を図らなければならず、ハイブリッド車、電気自動車などの次世代自動車に対応したカーライフステーションの色彩を強めた戦略づくりが欠かせない場面を迎えている。また、大手コンビニが24時間営業の見直しに動き、 「SS業界も無意味な24時間営業を見直したい」といった声もある。コンビニの24時間営業の見直しで、今後、効率的な営業時間の設定に向けた見直し論議が起こってきそうだ。
北海道のガソリン価格予想
7月28日(月)から8月3日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で
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08月05日付ヘッドライン
■令和6年度末道内SS数1641カ所に 29年連続、前年比27カ所減 |
■「随契に特段の配慮を」官公需で帯広石協が十勝振興局に要望 |
■「最賃の引き上げ必要」道最賃審専門部会が参考人の意見聴取 |
■災害時対応実地訓練始まる 給油再開への手順確認 上士幌で |
■盛況のうちに夏祭り サクライオイルショップ清田SS |