業界用語には注意必要
時に誤解を招く恐れも
2019.6.30
 5月末に神奈川県川崎市登戸駅付近で発生した無差別殺傷事件。登校途中でスクールバスを待つ女児児童など19人が死傷したショッキングな事件だ。これを受けて安倍晋三首相が「子ども達の安全を何としても守らなければ」と、関係省庁に指示を出し、教育委員会や学校などにも、その対応が求められた。

地元の小学校が出した登下校の際の安全確保にかかる「お知らせ」を見る機会があった。事件の経緯などとともに家庭での対応に関する箇条書きの冒頭に「いかのおすし」の徹底云々と書かれている。ミスプリントかと思いきや、防犯標語のひとつで、児童生徒のいる家庭では知れわたっている言葉だそうだ。ただ何の説明もない標語だけの掲示には多少無理があるのでは。
 
 これと似たようなことに業界用語がある。仲間内だけに通る言葉、手っ取り早く理解できるので重宝するが、気を付けなければいけない部分も意外に多い。仲間だけの場所なら問題ないが、顧客がいる場所では、決して悪口ではないにしても、誤解を招く場合がある。急ぐ必要がないのなら、その分の時間を顧客相手に割いてはどうか。

 また、川崎市の事件ほどではないが、近年、SNSなどで青少年が被害に遭う事件が多発している。呼び出されて被害に遭うそうだ。SSは夜遅くまで明かりが灯るところ。大きい通りに面し、いつも大人がいるSSは、防犯という面において、存在そのものにも大きな意味があるのではないだろうか。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月20日(月)から5月26日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付ヘッドライン

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■商取引阻害要因を排除 函館石協が通常総会
■常に「丁寧なアテンド」 平和石油セルフ美原
■脱炭素の推進など盛る 道の予算要望
■元売大手3社が2023年度決算