「安全」を売るのも使命
出自をしっかり見定め
2019.11.25
 先日、国の安全基準を満たしていない輸入タイヤホイールを販売したとして、福岡県の自動車部品販売会社の社長ら3人が不正競争防止法違反で逮捕された。この会社は輸入自動車部品のネット通販で国内トップクラスの実績がある大手。耐久性など実際には国の基準を満たしていないのに、満たすとするJWLマークの刻印があるホイールを販売したことが問われた。


 全石連が国の補助を受け開催したタイヤ空気圧充填研修。道内でも9月に稚内など3会場で開かれたが、この研修で講師を務めたインステップの酒部桂一郎主席コンサルタントは座学研修の中で、正規のホイールから型枠をつくりその型枠でつくった基準を満たしていないのに刻印のあるホイールが輸入されていると、違反ホイールの存在を指摘し注意を促していた。と同時に輸入ロープロタイヤは優劣様々で、空気圧充填の際に破裂などの危険性が高いものもあると指摘した。

 ホイールにJWLマークの刻印があれば正規のものと信じるのは当たり前だし、刻印があるのに偽物というなら、何を信じればいいのかという話にもなる。ましてや刻印の真贋判断は簡単なことではないはず。ただ、今回の違反は輸入品であることに注目しなければならないと思う。出自のはっきりしたものこそ安全だと、顧客に知らしめることは可能なはず。燃料油も売るが安全も売るという業界、SSであり続けるためにも、今回のことを話題にしてはいかがか。      (祐)


北海道のガソリン価格予想
7月7日(月)から7月13日(日)まで
変わらず
仕切によっては下げも

06月30日付ヘッドライン

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