高齢者雇い入れも一手
形態など「適正」見極め
2019.11.30
 人を雇い入れる場合に、Webサイトなどより知り合いからの情報や紹介の方が採用の確率が高いという話を聞いたことがある。今はどの業界も人手不足で対応に苦慮し、一度退職した人を次の人が見つかるまでという条件付きで長く雇い続けているところも多いようだ。このため政府は60歳以上の高年齢者の雇用を促進するための施策として各種助成金を用意し、その活用を促している。

 その中で最も利用が多いのが特定求職者雇用開発助成金。60歳以上の高年齢者をハローワークなどの紹介によって雇用保険の一般被保険者として雇い入れ、65歳以上まで2年以上雇い入れた会社を助成する制度だ。週20時間以上30時間未満の短時間労働者の雇用で40万円、30時間以上では60万円が会社に支払われる。65歳以上の雇用であれば30時間以上で70万円にもなる。そのほか定年の引き上げや定年の廃止に対する助成金もあるので、高年齢者の雇用を検討、予定する企業は是非とも活用すべきだ。

 しかし今、高年齢者の雇用促進にブレーキをかけそうな動きもある。これまで免除となっていた高年齢被保険者の雇用保険が来年4月の給与から64歳以上にも適用になるという。被保険者が1000分の3で事業主は1000分の6の負担となる。

 今は働き方改革で副業や兼業という働き方も出てきた。人がいないから誰でもというのではなく、どういう人をどういう形で雇い入れることが適正なのかを考えることが必要になる。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
7月7日(月)から7月13日(日)まで
変わらず
仕切によっては下げも

06月30日付ヘッドライン

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■85.9%に何らかの影響 人手不足で道経済部が調査
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