
昔、誰かが「SSは小中学校と同じ数があれば十分だ」といったのを思い出す。もちろん地域的に偏りのないことが前提だが、今まさに、そうした状況が全国的に現実のものとなってきている。本道も決して例外などではない。社会の趨勢なのか、業界の体力の衰えが招来せしめた結果なのかは置くとして、一抹の不安、焦燥を抱かせる状況であることには違いない。
さて、今年は道内石油村にとって、どのような1年だったのか。紙幅が限られる中で本日付トップでも触れたが、収益環境が大きく改善しているにもかかわらず、それをほとんど実感できない販売業者、SSがとりわけ郡部に多いことを指摘せざるを得ない。道北圏のある販売業者は「灯油の定期配送があるから何とかなっているが、SS店頭はさっぱりだ」と嘆きながら「地域のためという義務感だけ」と切って捨てる。都市部もきっと似たような状況にあるのだろう、決して楽観できる状況にはないはず。
ならば来年をどのような年にするのか。決断と行動の年になるのは間違いないが、何としても儲けられる業界にしたい。もはや「適正」などという言葉は不要、こだわる必要もない。
今年も業界各位には大変お世話になった。忙しい仕事の合間を縫って取材に協力いただき、時に貴重な助言もいただいた。感謝、感謝、心からお礼申し上げる。来年も業界の応援団として、紙面の充実に邁進する所存。有益な情報を提供することでご恩に報いたい。 (W)
北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格上昇
値戻し後の下げもあり
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12月20日付ヘッドライン
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