注意喚起もSSの役目
ためらわずに声掛けを
2020.2.10
 ある中年女性が友人と思しき別女性に「SSスタッフのアドバイスで命拾いした」と話している。聞き耳を立てていたわけでもないが、どうやら何年も履き続けていたタイヤにひび割れが入り、危険な状態になっていたらしい。その女性、さらに「5年くらい履いたのかな。でもさ、タイヤなんて気にしたことないし、今まで誰も言ってくれなかった。高速で走っている時にパンクしたら、命にもかかわる大事故になるって聞いて本当にびっくり」とも。すぐに取り換えたそうだが、それまで何事もなかったことを「ラッキー」だと素直に喜んだ。


 SSスタッフのアドバイスや点検は走行の安全を担保する。そうした意味でSSは、ドライバーの「拠り所」でもあるのだろう。
 
さて、このほどJAFは、警察庁とともに全国886カ所で行ったシートベルトの着用に関する調査結果を公表した。それによると、運転席の着用率は一般道で98・8%、高速道・自専道で99・6%、助手席もともに90%を超えているのに対し、後部座席の着用率は一般道で過去最高となったにもかかわらず39・2%、高速道等でも74・1%。運転席の着用率が未だ100%でないことにも驚かされるが、後席の着用義務化から10年以上たつのに、一般道では3台に1台しか守られていないのはどうしたことか。

 シートベルト未着用は、事故被害を増幅させる。給油の際に見かけたら、ためらわずに着用を呼び掛ける、それもSSの役目ではないか。 (W)


北海道のガソリン価格予想
5月19日(月)から5月25日(日)まで
価格上昇
値戻し進むか

05月25日付ヘッドライン

■過去10年最少534億円 令和6年度軽油引取税課税額
■函館石協、紋別石協が通常総会
■事故防止へ安全思想啓発 北危連通常総会
■販促のポイントも紹介 パロマフェア2025開く
■温対部会に審議付託 ゼロカーボン推進計画見直しへ道環境審