
店頭からトイレットペーパーが消えた。オイルショックの時の話ではなく、現実に起こっている今の話だ。1973年のオイルショックの時は物資不足が噂となってトイレットペーパーの買い占め騒動が起きた。今回は中国からの輸入が途絶えるので不足するという噂が広がり、経産省や業界団体は90%以上が国産で在庫は十分と否定しているが、一向に収まる気配がない。ホームセンターでのインタビューで「家にはまだ在庫があるけど、皆が買っているので並んで買った」と話す、そうした大衆心理は理解できる。
こういったデマ情報の中には、熊本地震の時に「ライオンが檻から逃げた」というのがツイッターに投稿された例がある。投稿した会社員は「悪ふざけ」だったが、偽計業務妨害罪で逮捕された。今回の新型コロナウィルスの感染拡大でも「耐熱性がなく、26~27度のお湯を飲むと感染は防げる」というのがまことしやかに広がった。専門家によると「常識的に考えてあり得ない」ことだそうだが、こういった善意のデマもある。
今はSNSなどで情報が瞬時に拡散する時代だ。1日に2万件の電話はできないが、フォロワーが2万人いたらひとつの情報が瞬時にすべての人に届く。これを活用しているSSも多くある。ただ、気を付けなければならないのは、ちょっとした出来事が悪意を持って拡大解釈され伝播されることだ。SNSに取り上げられる店舗などのニュースは8割方が批判だという。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
5月19日(月)から5月25日(日)まで
価格上昇
値戻し進むか
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05月25日付ヘッドライン
■過去10年最少534億円 令和6年度軽油引取税課税額 |
■函館石協、紋別石協が通常総会 |
■事故防止へ安全思想啓発 北危連通常総会 |
■販促のポイントも紹介 パロマフェア2025開く |
■温対部会に審議付託 ゼロカーボン推進計画見直しへ道環境審 |