またもや買い占め騒動
デマ情報には注意必要
2020.3.10
 店頭からトイレットペーパーが消えた。オイルショックの時の話ではなく、現実に起こっている今の話だ。1973年のオイルショックの時は物資不足が噂となってトイレットペーパーの買い占め騒動が起きた。今回は中国からの輸入が途絶えるので不足するという噂が広がり、経産省や業界団体は90%以上が国産で在庫は十分と否定しているが、一向に収まる気配がない。ホームセンターでのインタビューで「家にはまだ在庫があるけど、皆が買っているので並んで買った」と話す、そうした大衆心理は理解できる。


 こういったデマ情報の中には、熊本地震の時に「ライオンが檻から逃げた」というのがツイッターに投稿された例がある。投稿した会社員は「悪ふざけ」だったが、偽計業務妨害罪で逮捕された。今回の新型コロナウィルスの感染拡大でも「耐熱性がなく、26~27度のお湯を飲むと感染は防げる」というのがまことしやかに広がった。専門家によると「常識的に考えてあり得ない」ことだそうだが、こういった善意のデマもある。

 今はSNSなどで情報が瞬時に拡散する時代だ。1日に2万件の電話はできないが、フォロワーが2万人いたらひとつの情報が瞬時にすべての人に届く。これを活用しているSSも多くある。ただ、気を付けなければならないのは、ちょっとした出来事が悪意を持って拡大解釈され伝播されることだ。SNSに取り上げられる店舗などのニュースは8割方が批判だという。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月22日(月)から4月28日(日)まで
変わらず
仕切りにより、値上げも

04月20日付ヘッドライン

■広がる困惑、失望感 対量販構図変わらず 札幌市場
■昨年度、減少に転じ17件 危険物取扱者の違反行為
■3月決算組「まずまず」 収益環境の良化が支える
■消費、供給ともに減少 2022年度エネルギー需給実績
■42%が「月に1回以上」 GfKJapanが洗車で調査