マスク不足で戦々恐々
SS現場は大変な思い
2020.3.15
 新型コロナウイルスの感染がとどまることなく拡大している。国の対策本部が決めた基本方針に基づき各方面でイベントなどが中止となっている。北海道は2月下旬に東京都を抜いて感染者数が都道府県別で全国1位となり、道経産局などでは感染拡大防止のためセミナー等の開催を中止した。小中学校1665校が過去に例のない一斉休校となり、その後、安倍首相の要請もあって春休みまで休校を続ける学校が多くなった。

 道などによると、必要な感染予防策がないまま2㍍以内の距離で感染者と接触したり、感染が疑われる人と同居、または車に同乗した人を「濃厚接触者」と言うそう。フルSSでの給油は、もし顧客が感染者ならスタッフは確実に濃厚接触者とならざるを得ない。油種や量などを聞く時の距離は数10㌢しかない。道東のSS所長は当初、お客さんへの印象も考慮してマスクをしていなかったものの、感染拡大で「マスクをしなければと思ったらマスクが買えない。毎日戦々恐々としている」と話していたが、これが現状ではなかろうか。

 これまでに大地震を何度も経験したが、その際、原発事故やブラックアウトなど予想外の展開に発展するなど、今は何が起きても不思議ではない時代になっている。今回の感染拡大も中国で発生した当初、これほどの大惨事になると思った人は少ないのではないか。業界でも感染者が出て、売上げなどにも様々な影響が出始めている。早期終息を願うばかり。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
11月24日(月)から11月30日(日)まで
価格上昇
下げ過ぎ是正の動きも

11月30日付掲載予定

■行政等の後押し重要 SS過疎対策で方針案 道経産局
■暫定税率廃止も俎上に 滝川消費者協会と空知石協が懇談会
■受注目標3534kl余 岩見沢エネルギー協組が通常総会
■青柳氏晴れの受賞 帯広市産業経済功労者表彰表彰式
■特集「業界展望」