「春商戦」への展望開けず
新型肺炎対策に追われる
2020.3.15
◎…先週5日は二十四節気の啓蟄。冬ごもりしていた地中の虫がはい出てくる、という春を表す言葉であり、いつもであればSSでもこの頃から春商戦に向けての動きが活発になる。しかし、春商戦間近であるはずなのに「SS業界は冬の時代が続いている」と特約店関係者は嘆く。


 ◎…新型コロナウイルスの感染拡大が止む気配がない中で「ニュースも新型コロナウイルスに関連するものばかり。憂鬱になる」としつつも「販売最前線のSS店頭は消費者、来店客との最終接点ということから、来店客とのコミュニケーションを図るためにもスタッフのマスク着用や、こまめな手洗いが欠かせない」 「毎朝のミーティングではスタッフの体温測定を義務付けており、万全な態勢で臨む毎日だ」と、本格的な春商戦を前に販売最前線の苦労を語る特約店関係者は多い。

 ◎…新型コロナウイルスの感染拡大でガソリン需要の落ち込み、販売不振を懸念する関係者が増えている。さらに「新型コロナウイルスに端を発した企業倒産が増えるのではないか」といった声も。折しも今月は年度末月と重なり、給油代金の貸し倒れを警戒しなければならない局面を迎えている。

 ◎…元売会社では支店長会議をテレビ会議に切り替えたり、キックオフミーティングについても中止したりしている。しかし、販売最前線のSSで仮にスタッフが新型コロナウイルスに感染したらどうなるのか。それ以上の感染防止の観点から一時的であっても休業に追い込まれかねない、との危惧は多い。

 ◎…暦の上では啓蟄を過ぎて春到来だが、SS関係者にとっては「様々な問題を抱えて、春まだ遠い3月商戦」といったところだろう。

 ◎…一方で、4月からのSS業界を取り巻く環境はどうなるのか。ガソリン需要の減少が続く中で「現実から目をそらすのではなく、今こそ利益重視の商道に徹しなければならない」との決意を新たにする関係者が増えている。


北海道のガソリン価格予想
3月30日(月)から4月5日(日)まで
変わらず
緊急的激変緩和補助金で価格維持か

04月05日付ヘッドライン

■中東情勢の影響緩和へ 23機関で「連絡会議」設置
■業界に新たな仲間加わる 道内石油販売業者が入社式
■修復痕など見極め 6人が難関、トレーダー検定に挑む
■荷卸し立会いを徹底 危険物事故防止へ消防庁が「実施要領」
■利益率向上に腐心 日の丸産業社真駒内SS