道内35市燃料油納入価格
実勢に連動 大幅値下げ
2020.4.15
 原油価格の急落に伴う元売仕切り価格の下落から道内各市場の石油製品価格が大幅に値を下げている中、35市の石油製品納入価格も大幅に値下がりしていることが6日現在の本紙調査で分かった。レギュラーガソリン35市平均価格は122円32銭。価格改定を見送っている1市を除く34市が最大で20円を超す値下げに動き、前回3月5日調査を11円53銭下回った。 =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油

 OPECプラスの減産協議決裂やサウジアラビアなどの増産計画、さらに新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で原油価格が急落。それに伴う元売仕切り価格の大幅な下落を受け、道内各市場は3月中旬以降、大きく市況を崩した。

 毎月20日以降に納入業者からの申し入れや独自の調査に基づき価格の改定を検討する例が多い道内35市の石油製品納入価格も、そうした状況をきっちりと反映。月中、複数回の改定を行う市も出るなど、レギュラーガソリン、軽油ともに、前回調査以降の価格改定を見送っている北見を除く34市すべてが、最大で20円を超す大幅な値下げに動いた。

 レギュラーガソリン35市平均価格は、前回調査を11円53銭下回る122円32銭で、最高値は釧路の139円、最安値は芦別の108円80銭。軽油の35市平均価格は前回調査を11円19銭下回って108円89銭だった。

■ 灯油・A重油

 灯油は、プライスリーダーであるコープさっぽろが3月23日給油分から全道一律で9円の大幅な値下げに踏み切ったことも影響。レギュラーガソリンと同様、未改定、未納入、据え置き各1市を除いた32市が最大で20円を超す値下げに動き、34市平均価格は前回調査を7円20銭下回って78円13銭だった。

 A重油も同様に未改定1市、未納入2市、据え置き1市を除いた31市が最大で18円の値下げに動き、33市平均価格は前回調査を9円52銭下回って74円44銭だった。




北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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