受動喫煙防止法が施行
万全期したいSS対応
2020.4.25
 朝の通勤時にバスの窓から外を見ると、コンビニの入口横に作業服を着た30~40代の男性が立っていた。片手に持った缶飲料を飲み、反対の手のタバコを吸って煙を大きく吐き出している。出勤前のひと時をくつろいでいるようにも見え、印象に残った。


 たくさんある嗜好品の中で、タバコは吸わない人にも害を及ぼすことから受動喫煙防止法が制定され、4月1日から全面施行となった。昔、酒とたばこは大人への入門よろしく、法的には違反だろうが、高校を卒業したら「何となく認める」ような雰囲気がなくもなかった。厚生労働省のまとめによると、平成元年の喫煙率は男性が55・3%で女性は9・4%。これが平成30年だと男性29・0%、女性8・1%と、特に男性が大きく減少している。以前は1日2箱以上を吸う日も多々あった筆者としては、大幅に数を減らした今の喫煙者が肩身の狭い思いをしていることに同情する。今や吸える場所を探すのに苦労する有様だ。タバコを吸ってストレスを発散したいのに、吸う場所を探すだけでストレスがたまるというタバコ愛好者がいるのも事実。

 とは言っても法で定められ、マナーからルールになった以上は厳守しなければならない。 「くわえタバコで給油に来た」というのはもう伝説なのかもしれないが、様々な来店者があってもSSは危険物を扱う場所であり、どんな時にでも万全を期す対応がこれまで以上に求められているという防止法の施行ではないか。 (祐)


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実質ベースで仕切り価格が上昇

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