あらゆる支援策駆使し
今の苦境を乗り切ろう
2020.5.10
 「同じことを100回聞いても、100回笑顔でお答えします」。確か生徒を募集するパソコン教室の広告のキャッチコピーだったと思う。パソコンでトラブルが発生し、精通した人に聞いた時、その回答の初めの言葉自体が分からないということがある。相手もど素人に説明するより自分でやった方が早いと思うのか自分でやってしまう。結局、自分ではやらないので次に同じ事になってもヤッパリ分からない。分からない時には何が分からないのかも分からないということがある。

 北海道は9日から21日まで全道9会場で新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けた中小事業者などを対象とする支援等説明会を開催した。緊急事態宣言が出されイベント等の自粛の中、待ったなしの企業を支援しようとの英断。全体説明のあとの個別相談では「どこで聞いたらいいか分からないので」と、とりあえず道や道経産局のブースで担当者の説明を聞き、それを基に違うブースへと、ブースのハシゴをする人も見られた。 「長く商売をやっているが、こんなことは初めてで、何をしていいのか分からない」と担当者に語る人も。

 新型コロナウイルス禍で売上げが大幅に減少し、経営がひっ迫するSSも出てくるのではないかと思われる。廃業など最悪のケースはまだ聞こえてこないが、地域を守るエネルギー供給拠点として、支援策などあらゆる手段を使って困難を乗り越え、事業の維持継続を図ってもらいたいもの。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月15日(月)から4月21日(日)まで
価格上昇
値戻し後に値下げも

04月20日付掲載予定

■広がる困惑、失望感 対量販構図変わらず 札幌市場
■昨年度、減少に転じ17件 危険物取扱者の違反行為
■3月決算組「まずまず」 収益環境の良化が支える
■消費、供給ともに減少 2022年度エネルギー需給実績
■42%が「月に1回以上」 GfKJapanが洗車で調査