底上げなった札幌市場はフル118円、セルフ115円が大勢に
元売各社の仕切り下落幅を大きく上回る市況の軟化が進んでいた札幌市場で今月第3週後半、仕切りの上昇を背景に8円程度の大幅底上げが進展。多少のバラツキはあるが、レギュラーガソリン看板価格はフル118円、セルフ115円大勢にまで持ち上がった。ただ、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて大幅な減販を余儀なくされる今、市場には不足感がくすぶっており、もう一段の早急な底上げに向けた動きも散見される状況だ。
OPECプラスの協調減産協議決裂で原油価格が急落したのを機に、元売仕切り価格の下落幅を上回る軟化が続いた札幌市場。全油種50銭と小幅ながら、7週ぶりとなる仕切り上昇を受けて4月第4週早々、各販売業者が5円前後の値戻しに動いたことで、レギュラーガソリン看板価格はフル120円、セルフ117円大勢となったが、ゴールデンウィークに突入した翌第5週、仕切りの大幅な下落を受けた量販店が100円を割り込む看板を掲げ、一部業者が追随したことから再び値崩れが進んでいた。
今回、一転して仕切りが大幅に上昇したことから、底上げは8円程度となり、看板価格はフル118円、セルフ115円大勢にまで持ち上がったが、複数のSSを運営する特約店経営者は「下がり過ぎを元に戻すためには120円、122円を付ける必要があった。ただ、一気に10円以上の値上げをするのにはためらいもあった」と偽りのない胸の内を明かす。
さらには「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で燃料油のみならず油外の減販もひどい中、今より10円ほど多い口銭の確保が欠かせない」とも強調。もう一段の早急な底上げに意欲を見せる。
欧米の経済活動再開や主要産油国のさらなる減産などから原油価格の値上がりが見込まれる状況の中で、少なくとも数量にだけ目を向けた安易な値下げは避けなければならないということ。今回の底上げは、そんな決意を内外に示したものとも言えそうだ。
北海道のガソリン価格予想
5月4日(月)から5月10日(日)まで
変わらず
前週の値下げ、そのまま維持か
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05月10日付ヘッドライン
■期待しぼんだGW商戦 油販、油外ともに伸びず |
■企業規模で景況感に相違 日本政策金融公庫「中小企業動向調査」 |
■影響度合いやや緩和 道が「人手不足」で特別調査 |
■データセンター集積型で道 経産省「GX戦力地域」第1次審査通過 |
■油販の回復、拡大に照準 出光リテール販売札苗SS |