今後を占う今月の4連休
慢性的な人手不足が悩み
2020.7.25
 ◎…「6月は前年実績を割り込んだものの、ガソリンの需要回復に手応えを感じている」 「今月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で小中学校の夏休みが短くなり、需要予想が難しい」といった声が特約店関係者から聞かれる。今月、来月の夏期商いの行方を占う意味でも、今週23日からの4連休の商いが注目されている。

 ◎…新型コロナウイルスの感染拡大によるガソリンの減販は、ここにきて回復の兆しが見えてきている。その一方で「ガソリンマージンについては減少する傾向が強まっている。数量が回復基調にあっても、ガソリンマージンが縮小、減少したのでは何の意味もなくなる」と危機感を抱く特約店関係者は多い。ガソリンの需要回復に対する過剰な期待はもちろん禁物だが、マージンを減らしてまでの販売数量アップを戒めながらの夏期商いが求められている。

 ◎…この時期、人手不足が深刻化している。従来から慢性化していたのだが、需要が回復基調にある中で、また、夏期商い場面の中で頭を痛める特約店関係者は多い。新型コロナウイルスの感染拡大で24時間営業の見直しや時短営業を行うケースが見られたが、ここにきても「従来の営業時間に戻せない」といった声が出ている。人員確保の難しさが背景のひとつになっているようだ。コロナ禍で他業種の営業自粛が人材確保につながる、との見方があった。しかし、応募者の増加はわずか。採用したものの、就労後すぐに辞めてしまうというケースや、期待外れの人材もあったという。特約店関係者は「コロナ禍を背景として、人手不足が少しでも解消されるのではないかと思ったが、結果的に満足がいくレベルの人員、人材を確保するまでには至らなかった」と話す。 「期待したほどの応募がなく、需要回復基調の中で、この時期の人手不足は頭が痛い」といった声もある。慢性的な人手不足が解消されないままで夏期商いを乗り切っていくことができるのか、特約店関係者の不安は尽きない。


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

■「採算販売」最優先に 北石連・商理事会が総会提出議案承認
■「まずは技術力磨け」 HNCが勝ち組SS応援セミナー
■基本方針への準拠求める 官公需で経産省が都道府県知事に要請
■LINEでショップカード 道エネチャレンジ西野3条SS
■油販増大へ集客策次々 東日本宇佐美セルフ山の手通宮ノ丘SS