検討進む限定免許拡大
燃油増販策になるかも
2020.9.5
 石油情報センターがこのほど公表した令和2年3月末現在の「セルフSS出店状況」によると、スプリット型を含む全国のセルフSS数は前年同期比220カ所増の1万320カ所、全SSに占めるセルフSSの割合(セルフ化率)も1・2ポイント上昇して34・8%となった。本道は全国で最も多い増加数となり、前年同期比16カ所増の545カ所、セルフ化率30・8%となっている。

 平成31年4月から令和2年3月までの1年間にスプリット型を含めて全国では293カ所が新規参入する一方、73カ所が撤退し、令和2年3月末のセルフSS数は前年同期比220カ所増の1万320カ所となった。
 規制緩和によってセルフSSが解禁となった平成10年度以降、全国的には13年度から急速に増加し始め、14年度、18年度には年間の増加数が1000カ所を超すまでになったが、22年度からはその伸びも急激に鈍化。27年度からは増加数が200カ所を、29年度には100カ所をも割り込んでいたが、30年度は撤退数が大幅に減少したこともあってやや盛り返し、21年をかけて1万カ所の大台に乗せていた。

 本道の令和2年3月末セルフSS数は、全国で最も多い愛知の631カ所に次ぐ545カ所となり、前年同期と比べ16カ所の増。増加数では全国で最も多かった。

 本道では11年度、帯広と札幌に初めてセルフSSが誕生してから着実にその数を伸ばしてきていたが、23年度と27年度には小幅ながら撤退が新規参入を上回るなど、全国と同様に近年、その伸びは鈍化してきている。

 なお、全SS(令和2年3月末現在)に占めるセルフSSの割合(セルフ化率)は、セルフSS数が増加する一方で母数となるSS総数が減少していることから、全国が前年同期を1・2ポイント上回る34・8%、本道が1・4ポイント上回る30・8%。最も高かったのは神奈川の52・3%、最も低かったのは山梨の21・6%だった。


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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