道内35市燃料油納入価格
全油種 上げ基調で推移
2020.9.10
底上げ・値戻しと値崩れを繰り返す道内ガソリン市況。道内35市のレギュラーガソリン納入価格は値上げが大半を占めたものの、価格改定の際、担当者に「戸惑いがあった」ことも本紙調査で明らかになった。一方で灯油は、コープさっぽろの大幅値上げもあり、34市平均価格は70円超えとなった。   =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油

 札幌市場のレギュラーガソリン価格は、8月第2週早々、最大で10円にもなる値戻し・転嫁が進んだが、お盆を前に一気に値崩れ。第4週後半の3円程度の値戻しも、翌々日には崩れた。

 そうした状況を受け札幌圏では、札幌と江別が3円値上げ、千歳と石狩が1円値上げ、恵庭と北広島が据え置きと対応が分かれ、価格改定に当たって担当者には「先が読めない中での戸惑い」もあったようだ。

 全道的にほぼ同様の状況となって、35市平均価格は前回調査(8月5日現在)を2円05銭上回る121円13銭。改定を見送った7市を除く28市のうち21市が値上げ、1市が値下げに動き、残る6市は据え置いている。

 軽油も各市の対応は同様で、35市平均価格は前回を1円95銭上回る107円33銭となった。

■ 灯油・A重油

 灯油は、プライスリーダーでもあるコープさっぽろが8月1日給油分から11円の値上げに動いたことで、前月までに反映し終えるなどしていた未改定7市、据え置き4市のほか未納入1市を除く23市すべてが最大で11円値上げ。34市平均価格は前回を5円37銭上回って70円08銭となり、今年4月以来約5カ月ぶりで70円台に乗せた。

 A重油も同様、未納入2市を除く33市平均価格は前回を4円47銭上回る70円88銭となった。




北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

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