固定観念打破難しいが
改革の断行には不可欠
2020.9.10
 トヨタカローラ。誰もが認める、我が国を代表するコンパクトカーは1966年(昭和41年)11月に販売が始まった。パブリカとコロナの中間車と位置付けられ、1リッタークラスの5人乗り小型セダン車である。当時はダットサンサニー1000と販売競争していたが、サニーの1000CCに対しカローラは1100CCで「プラス100CCの余裕」と言うキャッチコピーを掲げ販売台数を伸ばしたそうだ。

 41年の2ドアから翌42年には4ドアセダンやバンなどもラインアップとなり、スプリンターや30(さんまる)、フィールダー、スポーツなどのほか、ディーゼル車などなどモデルチェンジを繰り返し、今でも乗用車の売り上げ台数の上位に顔を出す、日本を代表する車だ。

 このカローラだが、今年6月に「カローラツーリング」の特別仕様車2000リミテッドが販売となった。500台限定だが、価格はおおよそ260万円。トヨタの内部にも「カローラは大衆車で2リッターのカローラは売れるはずがない」との声もあったそうだが、結果として早々に完売したそうだ。

 定着した評価、固定観念を打ち破っての改革は、言葉で言い表すよりはるかに難しいことは明らかだが、それでも英断する考え、行動力は「さすがトヨタ」と言わざるを得ない。大企業でなくても、そんな大改革が必要となる時代が来るように思う。 「うちは長年このやり方でやってきた」との自負の下での改革とは何か見てみたい。 (祐)


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実質ベースで仕切り価格が上昇

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