
「寒くなったね」「お盆を過ぎたら朝晩はめっきり寒くて」。これがこの時期の北海道の恒例の朝のあいさつ。それが近年、特に今年は様相が一変した。お盆過ぎどころか、9月に入っても気温が下がらず、札幌では25度以上の夏日が9日、このうち30度以上が3日を数え、逆に15度以下の日は前年の15日に対して5日という少なさだった。9月8日には札幌の最高気温が32・7度と9月の最高気温タイ記録で、足寄では9月の北海道の最高気温となる34・4度を記録した。
世界的な地球温暖化の原因は温室効果ガスの排出によると言われ、各国で取り組みが進められている。その取り組みの1つが1997年の京都議定書であり、2015年のパリ協定である。京都議定書では世界最大のCO2排出国の中国が後進国という位置付けで参加していないが、その中国が2060年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする脱炭素社会の実現を目指すと表明した。実質ゼロと言うのは、CO2など温室効果ガスの排出量を、植樹などによって温室効果ガスの吸収量を増やし、排出と吸収の量を同じにすること。我が国では2050年までの実質ゼロを北海道や札幌市など全国153自治体が宣言している。
この流れは今後も続き、温室効果ガスの1つとされる自動車の排ガスの規制が今後ますます厳しくなるのは自明。この対応は自動車メーカーによるが、その時期が来ることを予期し、今からの心構えが必要ではないか。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
7月14日(月)から7月20日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で
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07月15日付ヘッドライン
■札幌に水素を供給 製造や輸送など検討へ 推進協議会が初会合 |
■脱炭素に省エネ不可欠 伊藤忠エネクスがウェビナー |
■「分解整備」の技能習得 札石燃協・札危協が技術研修会 |
■サービス好評、ドラスルに勢い AIXセルフ西岡SS |
■アピール強めタイヤ拡販 東日本宇佐美羊ケ丘ニュータウンSS |