「持続性」が高い北海道
一方で人口の減少も急
2020.9.15
 「限界集落」。住民の半数以上が65歳の集落を指し、この限界集落が高齢化や都心回帰などで住民がゼロになると「消滅集落」と言う。北海道や各県の郡部などでこの消滅集落が増えているそうだ。こうした郡部の人口減少や衰退は、厳しい環境の中で地域のエネルギー供給拠点として営業を続けているSS経営者には厳しい現実となっている。

 一方、ある総合研究所が6月に実施した「都道府県版SDGs調査」の中で、地域の持続性を幸福度と満足度、愛着度、定住意欲度という4つの指標の平均値を出して計り、消滅しない都道府県ランキングをまとめた結果がある。多くの住民が生活に不満があり、不幸だと思い、地域に愛着もなく、住み続けたくないと思ったらその地域は消滅し、逆に生活に満足し、幸福で愛着があり、住み続けたいと思う地域は消滅しないというものだ。

 ランキングの第1位は昨年第4位の沖縄県。満足度は全国1位で他の3項目が2位。第2位は北海道。昨年の第1位からランクを下げたが、愛着度と定住度は1位で満足度も6位。ただ幸福度が32位と低いことからダウンとなった。以下、第3位福岡県、第4位石川県、第5位宮崎県と続き、首都圏や関西圏の都府県が軒並み順位を下げる一方で、鳥取や大分、岩手がランクアップした。

 限界・消滅集落と地域持続度、相反するこの両方に北海道は当てはまる。ただ、消滅しないまでも大幅な人口減少は、業界にとって死活問題となるはず。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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