「不利な情報」も公表を
信頼獲得の道なのかも
2020.9.30
 愛好者にとって嗜好品の値上げで厳しい秋となりそうだ。税制や税率の改正で10月1日からタバコやビールが値上げになる。ベランダ等で喫煙するためホタル族と揶揄され、受動喫煙防止法の施行で喫煙場所を探す「タバコ難民」とも言われるようになった愛煙家にとって、たばこ税の増税で1箱20円から50円の値上げはダブルパンチ。今後、禁煙家が増えるように思える。


 ビールの値上げは、正式には第3のビールと言われている新ジャンルのものだけの値上げとなる。2026年までに段階的に酒税を1本化する計画の第1弾と位置付けられているもので、ビールは350㍉㍑缶1本あたり7円の値下げ。発泡酒も麦芽比率25%以上50%未満が約4円の値下げで25%未満は据え置きとなる一方で、第3のビールが約10円の値上げとなる。 「安く抑えたい」という消費者の要望で年々売り上げを伸ばしている分野のみの値上げである.

 昨年10月の消費税増税に伴って改正された自動車税関連にエコカー減税がある。自動車購入時にかかる取得税が昨年9月に廃止となり、代わって措置されたのが環境性能割。EV、FCV、PHEVのほか燃費性能の高いガソリン車などが優遇の対象となる。この普及は燃料油の販売減少につながり、業界にとってはありがたくない税改正だが、こういったことも顧客に知らしめて「自分達に不利なこともきちんと説明してくれる信頼できる店」という評価を勝ち取るのも一考に値する。  (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月12日(月)から5月18日(日)まで
価格上昇
値戻しの機運高まる

05月10日付ヘッドライン

■2029年度 1億2220万klに 石油製品需要見通し
■期待失せ盛り上がり欠く 価格高騰が追い打ち GW商戦
■自給率15.3%に上昇 2023年度エネルギー需給実績
■市町村・特別区で97%に 地方公共団体の非常用電源設置
■好調車検「まだまだ取る」 道エネ東白石SS