高速道も最高速120kmに
ガソリン消費増える!?
2020.10.5
 道都・札幌市が近代的都市に発展した契機は1972年(昭和47年)の冬季オリンピックであり、開催に向け整備された基盤整備であろう。その基盤整備の一つが昭和46年12月開業の市営地下鉄。全国4番目の地下鉄は世界初の本格的なゴムタイヤを採用、国内外から注目を集めた。開業時には地下鉄に乗るためにバスで中心街まで出たという話も聞いたことがある。

 札幌市発展の契機のもう一つは高速道路の開通。昭和46年に札樽道の札幌西小樽間と道央道の北広島千歳間が開通し、本道のハイウェイ時代の幕開けとなった。道央道の設計に携わった人によると、広大な大地の高速道路なので、上り車線と下り車線との間を広くとる広幅員車線で建設。一部で両車線が互いに見えない区間を実現した。当時は全国的に高速道路の建設が行われていたものの「車より横切る熊の方が多い」との大臣発言にもあるように、本道の高速道路の建設は遅々として進まず、全国の供用率が70%に対し本道は40%未満だった。現在は約74%となり、全国の約84%には及ばないが大幅に進捗している。

 9月16日から東北道の岩手県内で最高速度時速120㎞がスタートした。それまでの実証実験でスピードの出し過ぎや事故の多発が見られないことからの実施で、道内では道央道の札幌岩見沢間と札幌南白老間が120㎞引き上げ対象区間となっている。高速運転はガソリン消費が多くなり、全国展開となるのは業界にとり朗報では。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月12日(月)から5月18日(日)まで
価格上昇
値戻しの機運高まる

05月10日付ヘッドライン

■2029年度 1億2220万klに 石油製品需要見通し
■期待失せ盛り上がり欠く 価格高騰が追い打ち GW商戦
■自給率15.3%に上昇 2023年度エネルギー需給実績
■市町村・特別区で97%に 地方公共団体の非常用電源設置
■好調車検「まだまだ取る」 道エネ東白石SS