北極は石油埋蔵量も豊富
開発されればどうなる?
2020.10.20
 地球の面積は約5億1006万平方㌔㍍。このうち陸地は約1億4724万平方㌔㍍で全体の28・9%を占めている。陸と海の面積は常に変動しているが現在は29対71でほぼ一定しているそうだ。このうち陸地は、一般的にユーラシア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、南極の6大陸からなっている。


 一方、北極は南極の1400万平方㌔㍍より広い2100万平方㌔㍍と地球の面積の約6%を占めるが、中心である北極点周辺の海は厚さ2~3㍍程度の氷で覆われており、一見陸地と錯覚してしまうが、夏になると溶けてなくなることもしばしば。この北極の海の氷の面積が2019年は歴代2番目の最小面積だったことをイギリスの研究機関が発表した。それと合わせて、15年後の2035年には北極の氷が消えてしまうとの見通しも発表。この見通しを受けて各国が「コールド・ラッシュ(Cold Rush)」競争に乗り出そうとしている。

 北極に埋蔵されている石油は約900億万バレルで全世界の埋蔵量の30%に達すると推測されている。また、天然ガスは47兆立方㍍で同じく全世界の30%に達する。そのほか様々な鉱物資源もある。この豊富な資源の開発が可能となるならば、それは大きな経済活動を生み、例えば世界的な石油の勢力図にも大きな変化をもたらすことは明白。その時に原油価格がどうなっているのか、我々がどのような状態になっているのか、大いに興味がある。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月12日(月)から5月18日(日)まで
価格上昇
値戻しの機運高まる

05月10日付ヘッドライン

■2029年度 1億2220万klに 石油製品需要見通し
■期待失せ盛り上がり欠く 価格高騰が追い打ち GW商戦
■自給率15.3%に上昇 2023年度エネルギー需給実績
■市町村・特別区で97%に 地方公共団体の非常用電源設置
■好調車検「まだまだ取る」 道エネ東白石SS