帰省の減少などで燃料油は伸び悩むSSが多かった
最大で9連休となった年末年始。今回の商戦は昨年から続くコロナ禍の影響で盛り上がりに欠ける静かなものとなった。燃料油は帰省客の減少などで「あまり良くなかった」といった声が大勢を占め、大雪に見舞われた空知や上川で除排雪用の軽油が伸びたものの、全体的に低調。洗車も「年末だから洗うという人が少なくなった」との声が聞かれた。
コロナ禍の影響から脱しきれない中で迎えた今回の年末年始は、元日または三が日を休業とするSSが多く、中には12月30日から1月3日まで休業したSSや、作業を休止し給油のみとした店舗もあった。
燃料油では観光客や帰省客の減少から「多少落ちた」 「まだ戻っていない」との声が多く、油外商品、とりわけ書き入れ時となる洗車も「年末は忙しかった」との声が散見されたが、大勢は「いまいち」 。中には低温で洗車機が凍結したところもあった。
道央圏のうち札幌やその近郊では、企業の仕事納めが12月26日と28日とに分散したため忙しさも分散。燃料油は平年並みか多少の落ち込みで、洗車も同様となった。
大雪に見舞われた空知管内では、燃料油全体では平年並みか若干の減ながら、除排雪需要の増大で軽油が伸び、他の落ち込みをカバーした。
旭川などの道北圏でも大雪で、除雪車用の軽油はそこそこの売上げを確保。ガソリンはほぼ平年並みで、洗車は気温がマイナス20度にもなり休止したところもあった。
函館や室蘭などの道南圏は、観光客や帰省客の減少で燃料油が若干減少する中、近隣SSの休業などで多少好調だったというSSも。軽油は雪が少なく、観光バスも来なかったことから多少減った。洗車は平年並み。胆振管内のSSでは「年末の燃料油はそれなりで、年始は2日から動き出した」そうだが、温泉街のSS所長は「静かな年末年始」と落ち込みをそう表現した。
釧路や帯広、北見など道東圏では、燃料油は多少の減。軽油も雪がなく減少し、洗車は「会社関係の利用」や「事前に配布していたクーポンの効果」で「忙しかった」SSも見られた。
北海道のガソリン価格予想
7月7日(月)から7月13日(日)まで
変わらず
仕切によっては下げも
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07月15日付掲載予定
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