電気依存に一抹の不安
EVは寒波に勝てる?
2021.1.25
 強い寒波の影響で記録的な大雪となった本州日本海側は大打撃を受けた。12月末には新潟県の関越自動車道で1100台が立ち往生し、今年に入っても福井県の北陸自動車道で1500台が渋滞に巻き込まれた。そんな中で地元製菓会社のトラックが積み荷の米菓を配布したという美談が聞かれる一方、富山市のSSではキャノピーが真ん中の柱から左右に真っ二つに折れる事故も発生している。自然の脅威と言わざるを得ない 。「ガソリン車なら携行缶で給油すれば何とかなるが、EVだったらどうにもならない」という話を何人もから聞いた。

 本道も寒波で記録的低温に見舞われ、12月30日から1月3日まで最低気温が氷点下10度以下だった札幌市では、水道凍結に関する水道局への問い合わせが年末年始の6日間で1409件にも及び、道知事公館も水道管が凍結し、3月31日まで修理のため休館となった。

 今、世界的な潮流としてゼロカーボンが進められようとしている。我が国でも二酸化炭素を多く排出する火力発電を減らし、再生可能エネルギーに転換する施策がある。ただ、太陽光発電などは天気に左右される。事実、北海道電力の「電気の効率的使用のお願い」の中に厳しい寒さが続き電力需要が増加する一方、悪天候により太陽光等の発電力が低下し電力需給が厳しい状況にあると説明している。こうした寒波の中で停電になったら一体どうなるのか。人の暮らし、命が天気任せでいいのだろうか。    (祐)


北海道のガソリン価格予想
9月15日(月)から9月21日(日)まで
価格上昇
値戻し

09月10日付ヘッドライン

■12市が改定見送る、ガソリンは多くが値上げ 道内35市燃料油納入価格
■増販への努力結実 夏商戦「意外に良かった」
■道内中小認定率2.42% 事業継続力強化計画
■影響あり漸減92.2% 道が原油・原材料価格高騰で調査
■「徐々」より「劇的」な拡販模索 中和石油セルフ簾舞