
道内の指定工場が昨年1年間に取り扱った車検(新車、検査場への持ち込みを除く)は2年ぶりで減少に転じ、前年を1万1397台下回る129万2646台。このうちSSでの取り扱いはその5・0%、7万台を大きく割り込む6万5238台にとどまり、台数、シェアともにここ10年で最少となっていたことが北海道運輸局のまとめで明らかになった。
北海道運輸局がまとめた令和2年業態別適合証交付状況(左表参照)によると、昨年12月末現在の道内指定工場数は、前年同期比9カ所減の1787カ所。それら指定工場が昨年1月から12月までに取り扱った車検は前年比1万1397台減の129万2646台(昨年中に廃止した工場、廃止・新規申請した廃止工場分を含まず)で、2年ぶりで減少に転じた。
業態別ではカーディーラー(指定工場数816カ所)が扱い台数をわずかに減らしながらもシェアを伸ばして67万4309台、52・2%、次いで専業整備工場(同862カ所)がともに伸ばして50万9095台、39・4%となっており、この両者で9割強を占めるのはこれまでと同じ。
これらにSSの6万5238台、5・0%、自動車用部用品店の3万2628台、2・5%、自家整備工場の1万1376台、0・9%が続いているが、いずれも前年を扱い台数、シェアともに下回っている。
認証工場での扱いが多いSSは、指定工場数がディーラーや専業整備工場に比べ圧倒的に少ないながら、平成21年以降はシェア6%強を確保してきたが、28年に6%を割り込んでからは漸減。ただ、1工場当たりの扱い台数は部用品店の882台、ディーラーの826台などを大きく引き離す1591台となり、依然としてSS車検の「高い稼働率」は維持してきている。
なお、運輸支局別のSS扱い台数は、札幌2万8836台、函館694台、室蘭6215台、旭川8898台、帯広1万1877台、釧路5221台、北見3497台とすべて前年を下回り、中でも函館、室蘭、旭川での落ち込みが目立つ。
北海道のガソリン価格予想
6月30日(月)から7月6日(日)まで
価格上昇
仕切上昇
|
06月30日付ヘッドライン
■灯油代金の支払い平準化 エネコープが灯油積立サービス実施へ |
■85.9%に何らかの影響 人手不足で道経済部が調査 |
■仕切り乱高下 道内各市場対応に苦慮 |
■負担軽減へ支援第4弾 LPガス利用者に北海道 |
■カーリースにも総力結集 車検客らに猛アピール ナラサキ石油東北通SS |