防ぎたいもの作業事故
声掛けは大きな抑止力
2021.4.5
 普通に生活していても事故に遭うことはある。例えば交通事故でも自分のミスによる事故もあれば相手のミスによるもらい事故もある。もらい事故は避け難いが、自分のミスは防ぎようがある。ただいつもはマニュアルに従い手順どおり作業をしていたにもかかわらず、事故を起こした時だけ違う手順で作業してしまい「なぜその時だけあんな作業をしたのだろう」という話を聞いたことがある。何か手順とは違う行動をする要素があったのだろうか。


 資源エネルギー庁の燃料供給の担い手確保事業費補助金を受けて全石連が毎年実施している「タイヤ交換技術向上研修」。昨年もコロナ禍にありながら安全確保の観点から重要だとして全国で9カ所、道内では3カ所で行われた。例年、講師はタイヤ交換、特にタイヤの空気充填作業は危険を伴う作業であるということを強調している。

 日本自動車タイヤ協会が発表した2020年の事故調査結果では、空気充填作業時の事故が38件発生している。この事故で2人が死亡し13人が重軽傷を負った。また、38件のうち安全囲い等を使用していなかったのが18件と半数近くに及び、2件の死亡事故のどちらも使用していなかった。

 事故はどこででも起こり得るが、空気充填中の事故などは防げるものもあるのではないか。SSでその作業に入る前の所長の声掛けや経営者の日々の注意喚起などは、会社にも甚大な影響を及ぼす作業事故を防ぐ上での大きな力になるはずである。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

■「採算販売」最優先に 北石連・商理事会が総会提出議案承認
■「まずは技術力磨け」 HNCが勝ち組SS応援セミナー
■基本方針への準拠求める 官公需で経産省が都道府県知事に要請
■LINEでショップカード 道エネチャレンジ西野3条SS
■油販増大へ集客策次々 東日本宇佐美セルフ山の手通宮ノ丘SS