やはり「お得感」は大切
増販への一番の近道に
2021.4.15
 イチキュッパーにサンキュッパー。ちょっきりの価格より少し下げて安値感、お得感を出す、よくある売り方だ。ただ会計の時に消費税が加わり、その安値感がなくなって、ちょっと損した気になるが、1日からはそれがなくなった。総額表示になったからで、法改正を知らなかった人が、同じモノの値段が上がっていたので値上げになったのかと思ったと話しているのをテレビで見た。

 女性週刊誌がタイトル「電気自動車 7年乗れば小型ガソリン車より得!補助金充実で」という記事を載せていた。今年1月に菅首相が2035年に新車販売のすべてを電動車にすると発表した。これを受け3月から環境省は最大80万円の補助を開始。また、東京都では30万円の助成金を60万円まで増額し、さらに江東区では別に10万円を補助する。つまり都内だと最大150万円の補助が受けられ、割高感のあるEVが安く買えるというものだった。このほかEVは購入時に支払う環境性能割が非課税となるなど、お得感を前面に打ち出し乗り換えを促す。

 お得感と言えば、SSでのキャンペーンもそう。オープン記念などの大々的なものから月や週に1回の○○デーといったものまで様々で、ティッシュペーパーや卵などのほか、リピーター確保のための洗車割引券といったものなども提供している。所在地の環境などによってどれが一番とは言えないが、いかにお得感を示せるか、それが増販につながるのは間違いのないところ。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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