
原油価格の値上がりに伴う元売仕切り価格の上昇を受け、道内主要市場では転嫁が進展。道内35市の石油製品納入価格もそれに合わせ、ガソリンなど4油種いずれも大幅に値上がりしていることが、今月6日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリン35市平均価格は、前回3月1日調査から6円08銭上がって136円96銭となった。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油
道内主要市場では、3月初旬、中旬に元売仕切り価格上昇分を転嫁。札幌市場のレギュラーガソリン看板価格はフルSS152円大勢まで持ち上がったが、多くの市が毎月20日過ぎに納入業者からの申し出や独自調査に基づき価格を改定し、月初に遡るか翌月に繰り上げるかして適用していることから、その転嫁分が納入価格にほぼそのまま反映された。
前回調査以降の価格改定を見送っている1市を除く全市が最大で17円にもなる値上げに動き、35市平均価格は前回調査を6円08銭上回って136円96銭。一部に4月1日適用分の暫定価格を設定している市もあり、20日過ぎの見直しで変更となる可能性もあるが、大幅な上昇となった。
軽油についても各市の対応は同様。34市が最大で16円50銭の値上げに動き、35市平均価格は前回調査を6円17銭上回る123円31銭となった。
■ 灯油・A重油
灯油は、プライスリーダーのコープさっぽろが3月1日給油分から全道一律で5円の値上げに動いたことや、各販売業者がさらに仕切り上昇分の転嫁に動いたことなどを受け、未改定1市を除く全市が値上げ。未納入1市を除く34市平均価格は前回調査を4円87銭上回る82円34銭となった。
A重油も同様、未納入2市を除く33市平均価格は4円61銭上回って82円43銭となっている。
北海道のガソリン価格予想
7月7日(月)から7月13日(日)まで
変わらず
仕切によっては下げも
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