
道内35市の多くがガソリン、軽油の納入価格を値下げする一方、多くが灯油、A重油の納入価格を値上げしていることが先月30日と今月6日の本紙調査で明らかになった。価格改定のスパンを通常より縮めて市場の動向に対応した市も少なくないが、ガソリン、軽油については圏域で対応にバラツキが出たのも今回の大きな特徴となっている。 =金額は消費税抜き=
■ガソリン・軽油
前回調査(4月6日現在)以降、稚内や根室など5市は価格の改定を見送っており、他方、新年度に入った段階で暫定価格を設定、4月20日過ぎにそれを見直し、新価格を4月1日に遡って適用している市もある。
レギュラーガソリンについては、何らかの価格改定を行った30市のうち5市が旧価格のまま据え置く一方、道北、道東を中心に7市が値上げ、道央、道南を中心に18市が値下げに動いた。
市場動向の反映とは言いながら圏域で対応にバラツキが出たのも今回の大きな特徴だが、35市平均価格は6カ月ぶりに前回を下回り、1円67銭下がって135円29銭。最高値は消費税込みなら160円強となる稚内の146円だった。
軽油もほぼ同様で、35市平均価格は前回から1円69銭下がって121円62銭となっている。
■灯油・A重油
灯油は、4月5日からコープさっぽろが6円値上げしたことなどを受けて、改定見送り5市、未納入1市を除く29市のうち7市は価格を据え置いたものの、22市が最大で6円の値上げに動き、34市平均価格は前回から2円59銭上がって84円93銭となった。
A重油は2市が値下げに動いたものの灯油と状況は同様で、未納入3市を除く32市平均価格は2円78銭上がって85円21銭となっている。
北海道のガソリン価格予想
10月13日(月)から10月26日(日)まで
価格上昇
値戻し後に値下げも
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10月20日付掲載予定
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