「危険」つきまとうPC
先々考え十分な対策を
2021.8.10
 胆振東部地震時のブラックアウトで困ったことの一つにパソコンが使えなかったことがある。デスクトップパソコンは別として、ノートパソコンは常に充電しているので、停電でも10時間ほどは使えたと思うが、インターネットがダウンしたため、ほとんど仕事にならなかったと記憶している。もし今、SSでパソコンが使えなくなったら、販売量の記録や本社への報告など大混乱を招くことは必至であろう。

 これほどまで普及したパソコンだが、決して安全とは言えないこともある。北海道経済産業局が北海道総合通信局、北海道警察と合同で昨年9月から10月にかけ実施した「道内におけるサイバーセキュリティの現状と対策」についての調査によると、32・0%の企業がサイバー攻撃の被害に遭っていることが判明した。道内中小企業のサイバーセキュリティ対策への理解度を把握するとともに対策レベルに合わせた支援方法を検討するための調査だが、281社の回答によるとウイルス対策ソフトの導入が94・7%、アクセス権限の制御が59・4%、その他が43・8%など、実施していないの1・1%を除く多くの企業がセキュリティ対策を実施しているにもかかわらず、コンピュータウイルス感染27・0%など32・0%の企業が被害に遭っている。

 「うちは大丈夫」だと思わず、2手3手先を考えておくことが大事ではないか。2手3手を打った上で「うちは大丈夫」と胸を張れる対策を求めたいものだ。     (祐)


北海道のガソリン価格予想
10月27日(月)から11月2日(日)まで
価格上昇
値戻し後に値下げも

10月20日付ヘッドライン

■数を増すSS過疎地 3月末で全国381市町村、本道73市町村に
■「対策」の基礎など伝授 道経産局が情報セキュリティセミナー
■不正軽油一掃へ総力 全国一斉に抜取調査
■暮らし向きなどやや改善 日銀「生活意識」調査
■アポロハット併設 タイヤに注力 AIXセルフベニータウン