試される8月商戦「商道」
SSの活性化模索局面に
2021.8.15
 ◎…夏商戦も8月中盤戦。 「速報ベースで7月のガソリン販売は前年比で上回ったものの、コロナ禍前の一昨年と比べると伸び悩みが顕著。8月は一昨年と比べどこまで伸ばせるのか」といった声がSS関係者から聞かれる。一方で「今の環境では昨年や一昨年との数量の比較に一喜一憂するのではなく、収益、利益での比較を重視しなければならない」と指摘する関係者も多い。ガソリン需要が減少する中で「産業部門の燃料転換が加速しており、夏商戦での数量重視は真夏の夜の夢に終わってしまう」と危惧する特約店会長。同会長はさらに「業界内では脱ガソリン車問題の話題で持ちきり。残された時間はそれほど多くない。今夏商戦は数量よりも利益重視の商道を追求しなければならない」とも強調する。

 ◎…「地域に愛され親しまれる店づくり」 「行ってみたくなる、入りたくなる、また来たくなる店舗展開」─過去に特約店や元売会社がSS戦略の一つとして掲げたワードだ。ガソリンの需要のみならずSS数も減少する中で「こうした姿勢が欠かせない」と話す関係者もいる。また、地域との共生ということも必要不可欠だ。ある特約店社長は「地域密着型、顧客が困った時のサービス態勢づくりで顧客=ファン層の拡がりを改めて目指していく」 「選挙に例えるなら、支持率、得票率のアップは、SSからすればファン層、顧客の拡大ということになる」と語る。

 ◎…「車検、車販を柱にしながらカーライフをサポート」 「スタッフの技術力、総合力のアップを目指す」 「丁寧な接客で顧客から信頼される店舗づくり」 「地域の生活インフラとして多くの利便性を提供」 「来店客のありがとうの声を積み重ね、地域に欠かせないSSづくり」 。ある特約店が開いた店長会議で、夏商戦はもとより、今後の方針について各店長らが報告した決意のひとつ。

 ◎…電気自動車、水素社会・燃料電池車時代を前に「車検は電動化の時代になってもなくならない。洗車やコーティングも同様だ。SSは今、すでにある複数の武器をさらに磨き、将来の不安材料を減らしていくことが必要だ」とある特約店社長は訴える。脱炭素という世界的な潮流をにらみつつ、SS活性化を模索しなければならない局面を迎えている。


北海道のガソリン価格予想
11月29日(月)から12月5日(日)まで
変わらず
仕切り下げで値下げの動きも

11月30日付ヘッドライン

■中小向け発注目標押し上げ 官公需確保対策推進協議会開く
■道内市況、2極化の様相 北見など安値攻勢に苦慮
■BCPで業務効率化も 災害対応力・事業継続力強化セミナー
■タイヤ2次需要を掘り起こし 道エネ東白石SS
■特集「業界展望」 石油業界の新年を展望