年々高まるセルフ化率
メンテ収益増強が課題
2021.9.30
◎…石油情報センターがまとめた令和3年3月末セルフSS出店状況によると、全国のセルフSS数はスプリット型も含め前年同期比147カ所増の1万467カ所、全SSに占めるセルフSSの割合であるセルフ化率は1・3ポイント上昇して36・1%となった。規制緩和によりセルフSSが解禁となったのは平成10年、今から23年前のこと。解禁当初、元売は販売子会社によるセルフ化競争を展開した。

「解禁当初の平成10年4月~6月、大手元売の販売子会社がセルフSSを相次いで出店し、テレビ局は石油業界に大きな変革、とセルフ時代の到来を煽った」 「さもSSの多くがセルフとなり、店頭価格も安くなると消費者心理を煽り立てた」と語る特約店会長。さらに「元売は価格競争、廉売合戦を懸念してフルSSとセルフSSの棲み分けをアピールしたものの、安値競争がしばらくの間繰り広げられた」とセルフ解禁当初の業況を振り返る。

 ◎…セルフSS解禁から23年を経過した今、全国のセルフ化率は36・1%、3カ所に1カ所以上がセルフSSで、中でも神奈川県は53・3%、埼玉県は51・5%と比率が高く、2カ所に1カ所以上がセルフSSとなっている。「神奈川県、埼玉県は過当競争地域として全国有数の廉売合戦、安値量販競争が繰り広げられたところ。そうしたことから人件費削減のためセルフ化が進展したのではないか」と見る関係者もいる。セルフ解禁当初の平成10年度の全国SS数は5万6444カ所。その後SS数は減少し、今年3月末には2万9005カ所と減少に歯止めがかからない。そうしたことでセルフ化率は今後も高まることが容易に想像できるとの声もある。

 ◎…一方、セルフSSでも人手不足に悩むところが少なくない。セルフSSでもカーメンテナンス収益に注力しなければならず「アルバイトの戦力化を下期の目標として掲げ、店長、社員、アルバイト全員参加型のシステムを構築し、カーメンテナンス収益増強の姿勢で臨む」 「アルバイトの戦力化を図り、ワンチームでカーメンテナンス収益強化を目指す」と意気込む特約店関係者。SS数減少、高まるセルフ化率という中で「洗車、整備、タイヤ販売といったメンテナンス力が欠かせない」というのが共通認識となっている。


北海道のガソリン価格予想
11月29日(月)から12月5日(日)まで
変わらず
仕切り下げで値下げの動きも

11月30日付ヘッドライン

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