SDGsの理解不可避
目標の達成度上げたい
2021.10.20
 SDGs(持続可能な開発目標)という言葉を最近よく見聞きする。SDGsとは、人類が地球で暮らしていくため2030年までに達成すべき具体的な国際目標のこと。17のゴールと169のターゲットが設定され、2015年の国連サミットで採択された。最近はテレビの特集や建設現場のフェンスで17色の四角形が並んだマークを見かけるが、世間での認知度はどうなのか。


 ある団体の調査でSDGsを知っていると答えたのは、2018年の14・8%に対して2021年1月には54・2%まで上昇。約3年で3倍以上になっている。ただ、その中で内容も理解しているのは20・5%にとどまり、その団体では、より多くの人が内容を理解し、行動を起こすことが今後の課題だと結んでいる。

 よく聞かれる取り組みとしてゴミを減らしリサイクルをする、食品ロスをなくす、ジェンダーの問題などがあるが、石油業界にとって最もかかわりが深いのは、目標の7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」と目標の13「気候変動に具体的な対策を」がある。日本の石油元売各社でも再生可能エネルギー事業や水素、アンモニアの活用でカーボンニュートラルの実現を目指している


 今後はCO2や環境だけでなく、ほかの目標達成に向けた取り組みも重要になる。2020年現在で日本の達成度ランキングは17位だそうだが、残り約8年でどんな進捗を見せ、我々の生活にどう影響してくるのかが気になる。     (佐)


北海道のガソリン価格予想
11月17日(月)から11月23日(日)まで
変わらず
国の補助金拡大に伴う値下げも一段落

11月15日付ヘッドライン

■札幌市場、値動きに微妙な変化 暫定税率廃止へ「元値」づくりも
■「影響あり」漸減も91.6% 道が原油・原材料価格高騰で調査
■有事に機能する体制構築 帯広石油協会が名刺交換会
■石油機器など額では前年超す 本年度上半期の出荷
■石油元売大手3社が2026年3月期第2四半期連結決算公表