先に進めなかった今年
来年は「春の息吹」期待
2021.12.20
 今年も残すところ半月、巷間ではクリスマスセールやおせち料理の予約、年始の福袋の話題など年末ムードが漂う。今年は丑年だったが、丑は十二支の中で最も動きが緩慢で歩みが遅いため、先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切で、結果につながる道をコツコツとつくる基礎を積み上げる年とされている。今年はそんな年になっていたのかどうか。昨年から続くコロナ禍で先を急がずというより、先に進めなかった年かもしれない。特に10月以降は燃料油価格の高騰やオミクロン株の確認などもあり、明るく新年を迎えられる良い年末とは言い切れないムードがある。


 日本には件(くだん)という妖怪がいる。読んで字のごとく人(にんべん)に牛の半人半牛で、ギリシア神話で有名な牛頭人身のミノタウロスの逆で人頭牛身だという。この件は人間の言葉を話し、生まれて数日で死ぬが、その間に作物の豊凶や流行病、戦争など重大な事柄を予言しそれが間違いなく当たると言われているそう。そんな件に、丑年の最後に来年への希望が持てる予言や話題を提供してほしいと思うほどに、今年は良い年ではなかったよう。

 来年は寅年で壬寅(みずのえ・とら)。「陽気をはらみ、春の胎動を助く」という意味があるといい、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力にあふれ、華々しく生まれる年になるということらしい。これまで暗かった分、そんな年になればと期待しながら、あと半月の年末を過ごしたい。 (佐)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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