景気回復で需要も増加
今年は「いい年」の予感
2022.1.15
 昨年末に道内新聞社が10大ニュースを発表した。国内の1位は東京五輪・パラ開催、2位が岸田内閣発足、3位が衆院選自民勝利だったが、7位に灯油・ガソリン高騰が入っていた。コロナ禍からの世界経済活動の再開で原油価格が高騰、とその背景を示し、道内の灯油1㍑当たりの平均価格が11月15日時点で112円83銭と13年ぶりに110円台、ガソリンも1㍑当たりの道内平均小売価格が170円近くに高騰したと報じた。ガソリン価格が10大ニュースになることは異例のこと。

 約2年間に及ぶコロナ禍はワクチン効果などにより感染者が大幅に減少し、今年こそはとの期待感で開けた寅年の新年。ロイター通信が年末に伝えたところによると、2021年の世界の石油需要はコロナ禍からの景気回復に伴い大幅に増加。22年は地球温暖化対策で化石燃料の削減が進むと見込まれるものの、世界全体の消費量は過去最高に達する可能性があるという。

 オミクロン変異株の拡大が今後どうなるかは分からないが、以前に比べるとコロナ感染者が減って旅行者を含む移動者が増え、さらに需要も増加する見込みで、今年はいい年になる予感がする。少しばかり気は早いが、今年の年末には、昨年のように「コロナ禍と原油高に翻弄された」ではなく、コロナ禍の影響は多少あったが、採算販売の意識が定着するなど「いい年だった」と言えるような、そんな1年になることを待望し筆初めとする。今年もご愛顧を。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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