水道の凍結に注意必要
洗車機停止はダメージ
2022.1.20
 以前は冬期間の深夜帯にテレビで「今夜は冷え込むので水道凍結にご注意ください」というテロップやCMでの注意喚起がよく見られたが、ここ数年はあまり記憶がない。住宅の断熱性が向上し、凍結が減っているためなのか、単純に見逃しているのかは定かではないが。

 ある統計によると2020年度冬期に北海道で発生した水道凍結事故による保険の支払い件数は1万409件で、金額にして72億円余り。前年度の支払い件数の2・5倍、支払額は3倍にもなったという。これは例年にない寒波やコロナ禍で店舗の営業を休業もしくは時間短縮したことで建物自体が冷え凍結しやすくなったことも影響していると分析している。

 昨年12月下旬から道内の平均気温は氷点下が続いている。一般的には外気温がマイナス4度以下になると水道凍結の危険があり、道内各地の水道関連部署でも凍結に関する注意や凍結時の対処方法などを紹介しているが、自宅や職場が凍結でもしない限りなかなか響かないのだろう。

 昨年末から年始にかけてSSから、ドライブスルー洗車機が水道の凍結などで利用できないというLINEのお知らせが届く頻度が上がっているように感じている。タイヤ交換が一段落した後の油外の柱として洗車に注力するSSが多い中で、洗車機の停止は大きなダメージになりかねない。日頃の注意やメンテナンスは大切だが、天候だけはどうしようもない。早く暖かい春が来ることを願うばかり。   (佐)


北海道のガソリン価格予想
4月29日(月)から5月5日(日)まで
価格下降
仕切り価格値下げのため

04月30日付掲載予定

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