キャッシュレス進むが
国の継続支援が不可欠
2022.6.30
 頻繁に買い物をする方ではないが、時にはコンビニで飲み物などを買ったりする。以前は現金、それも紙幣で支払うことが多く、財布が小銭でパンパンになっていたが、今はスマホでコード決済している。近くのスーパーや100円ショップでも支払いができることから、チャージさえしていれば不自由なく買い物ができる。


 経産省が公表した2021年のキャッシュレス決済比率で、個人消費の決済割合が32・5%と初めて3割を超えた。内訳はクレジットカード27・7%、デビットカード0・92%、電子マネー2・0%、コード決済1・8%で、前年より2・8ポイントアップ。特にコード決済は63・6%も伸びている。同省では2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準となる80%まで上昇させることを目指しているが、現状では3割と韓国の96%を筆頭に主要各国がすでに4割を超える中で、我が国は普及が遅れている。

 2019年10月の消費増税導入時には、消費減退・需要平準化を目指しキャッシュレス決済に対するポイント還元が実施され、SSでもクレジットカード以外にも対応できる機器を導入したところがあったと思う。当時は加盟店手数料が3・25%以下と優遇されていたが今はどうなっているのか。対象期間だけ優遇し、そのあとは知らないというのでは、ただ単に増税に向けた飴とならないのか。手数料などの実態を把握しながら、きめ細かな継続支援というものが必要になろう。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月29日(月)から5月5日(日)まで
価格下降
仕切り価格値下げのため

04月30日付掲載予定

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