パンク修理で強度劣化
タイヤへの注意喚起必要
2022.8.25
数年前、国の補助を得て全石連が実施したタイヤ空気圧充填研修で講師はタイヤのパンク修理について「表面からプラグを差し込む応急処理でなく、タイヤの内側にパッチを張り付ける内面修理」を推奨していた。外見上のダメージだけでなく内部でタイヤの骨格をなすコード類の損傷も見られることなどがその理由のようだ。

 その応急修理よりもさらに簡単な、パンク応急修理キットに関する検証結果について、今月初め日本自動車連盟(JAF)が公表した。釘が刺さったタイヤのキットを使った応急処理と、処理後約5km走行し再度空気圧を調べ処理が完了するまでの時間を計測。モニターはペーパードライバーの女性、運転する機会が多く車が趣味だという女性、同じく車を運転する機会が多く車の知識も豊富な男性の3人。キットの作業は13分から17分で完了。最終確認には27分から38分かかったが、ペーパードライバーや女性でも修理は可能だったという。

 では、パンクした時に装着するスペアタイヤ、このテンパータイヤの寿命はどうなっているのか。あくまで応急処理ということから走行距離に換算すると約100km程度だそうだ。使用しない場合でもゴムの劣化があり7~10年が限界と言われるが、新車から次の車に乗り換える間は大丈夫だという。

 パンク修理に来た客に「パンク修理したタイヤは強度劣化が起こることから時速100km以下の走行を守って」と注意を促すのもサービスの一環では。  (祐)


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