SS過疎地 増加が鈍化
全国で5増の348市町村
2022.10.5
 資源エネルギー庁は27日、今年3月末現在で市町村内にSSが3カ所以下しかない「SS過疎地」の状況を公表した。全国のSS数3カ所以下は348市町村を数え、前年同期から5町村増えたが、5年間では46市町村増にとどまり増加傾向は鈍化している。本道は前年同期と同じ65市町村。SS過疎地の増加は地域住民の生活などに影響を及ぼすことが懸念されている。

 全国のSS数は、ガソリン需要の減少や後継者難などから減少を続けており、近隣にSSがない住民の自家用車や農業機械への給油、また、移動手段を持たない高齢者への冬場の灯油配送などに支障を来すといった「SS過疎地問題」の顕在化が懸念されている。

 令和4年3月末現在のSS数3カ所以下は全国で348市町村。平成29年3月末で302市町村だったものが30年3月末で312市町村、31年3月末で325市町村、令和2年3月末で332市町村、令和3年3月末で343市町村へと増え続けたが、令和4年3月末では5市町村の増、5年間では46市町村の増加にとどまっている。

 3月末現在の348市町村の内訳は、SSゼロが前年同期と同じく10町村、1カ所が3町村増えて89町村、2SSが6市町村増え3村減り、トータルで3市町村増の112市町村、3SSが8町村増え9町村減り、トータルで1町村減の137市町村。

 本道のSS過疎地は前年と同じ65市町村。SSゼロの市町村はなく、1カ所も前年と同じ10町村、2カ所は前年3カ所の歌志内市が1カ所減ったため1市増の22市町村、3カ所は歌志内市が抜け1市減の33町村となった。

 本道のSS過疎地は全国の18・7%を占めているが、その割合は微減傾向にある。


北海道のガソリン価格予想
7月14日(月)から7月20日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で

07月15日付ヘッドライン

■札幌に水素を供給 製造や輸送など検討へ 推進協議会が初会合
■脱炭素に省エネ不可欠 伊藤忠エネクスがウェビナー
■「分解整備」の技能習得 札石燃協・札危協が技術研修会
■サービス好評、ドラスルに勢い AIXセルフ西岡SS
■アピール強めタイヤ拡販 東日本宇佐美羊ケ丘ニュータウンSS