広がるシェアサービス
ルールづくり欠かせず
2022.11.20
 先日、さいたま市やENEOSHDなどが行うシェア型マルチモビリティの実証実験に電動キックボードが参加したというニュースがあった。近年このようなシェアリングサービスの実証実験を行う自治体や企業が増えている。これは経済産業省の新事業特例制度の認定のもと行われ、このほか電気自動車(EV)用普通充電器の設置促進やプレミアム商品券発行条件の緩和などもある。


 自転車のシェアリングサービスは数年前から確立、EVのシェアリング実証事業も官民一体で実施され、そこに電動バイクや電動キックボードが加わってきた。ある自治体ではスタイリッシュな新移動手段というキャッチコピーで電動キックボードの実証実験をスタートさせてもいる。CO2を出さない乗り物での移動は環境にやさしく時代に則していると言わざるを得ないが、運転技術やルールの周知という問題が解決されていない気がする。

 10月末から警視庁が自転車の取り締まりを強化し、多くの注意や赤切符が切られたと報じられていた。自転車でさえルールを知らず乗っている人が多いのにキックボードだとどうなるのか不安が募る。昨年、ノーヘルの電動キックボードが札幌市内のアンダーパスを走っているのを見てゾッとした記憶がある。


 石油業界でも元売や企業が参画するモビリティサービスだが、エコとスタイリッシュというだけで世に出して良いのか。はじめにルールの徹底と安全性の確保が必要ではないのか。 (彰)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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