
今月3日、稚内で初雪を観測した。特別地域気象観測所では10月24日に倶知安で観測しているが、気象台では全国初の観測だ。翌4日には旭川や網走、函館でも観測された。平年に比べると、稚内で15日、旭川で16日、網走で5日、函館で3日遅い初雪だった。昨年も気温が高く初雪は遅かったが、今年に入ってからの道央圏の大雪は記憶に新しい。特に2月に入ってからは1日の降雪量が60㎝を超す日もあって除雪が間に合わず、JRが何日も運休するなど交通機関をはじめ都市機能が完全にマヒする事態に陥った。
ただ、2021年度の札幌市の年間降雪量は476㎝。1991年から2020年度までの平均値479㎝とほぼ同程度だったが、「ドカ雪」に気温が高く湿った重い雪だったことが除雪を遅らせる原因となり、都市機能マヒを招いたと言われている。
「白いものを見て活気づく」と言われるものにタイヤ交換と灯油がある。脱炭素化の流れの中で化石燃料離れが言われているが、やはり灯油は道民の生活になくてはならない生活必需品である。また、その配達を請け負う石油販売業者にとって灯油は経営の大きな柱となっており、命綱と言えるものでもある。それだけに高止まりしたままの価格の影響など気になるところだ。昨シーズンは「質×量」でまずまずだったが、果たして来年の春には何と総括できるのだろうか。笑って「まぁそこそこだったかな」と言い合えることを期待したいものだ。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
5月12日(月)から5月18日(日)まで
価格上昇
値戻しの機運高まる
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05月10日付ヘッドライン
■2029年度 1億2220万klに 石油製品需要見通し |
■期待失せ盛り上がり欠く 価格高騰が追い打ち GW商戦 |
■自給率15.3%に上昇 2023年度エネルギー需給実績 |
■市町村・特別区で97%に 地方公共団体の非常用電源設置 |
■好調車検「まだまだ取る」 道エネ東白石SS |