想定外にも対応不可避
確固たる信念持ちたい
2023.1.15
 新しい年が明けた。今年こそはと期する人も多いはず。新型コロナウイルス感染症に関し昨年9月、世界保健機構の事務局長が「まだ到達していないが、終わりが視野に入ってきた」と発言、年末には「新型コロナの致死率が季節性インフルエンザ並みに低下するときがパンデミックの終焉と言える。おそらくあと半年か1年程度ではないか」と、嬉しくなる見通しを示した医師もいた。コロナ禍のような感染症や大地震などが発生すると「何十年前、何百年前にも同じようなことが起きた」と、歴史は繰り返されるという話がよくされる。


 スーパーマーケットの店頭から洗剤やトイレットペーパーが消えるということがあった。1973年(昭和48年) 、第4次中東戦争を機に原油価格が急騰、物価高とモノ不足が心理的な不安を煽って経済パニックを惹起した「第1次オイルショック」であり、この事件から今年で50年になる。

 第1次オイルショックが中東戦争で起こったのならば、今もロシアとウクライナが戦争状態にあり、1979年のイラン革命による第2次オイルショックに続く第3次オイルショックが起きても不思議ではない。

 こういった大事件が起きた時に対応できる体制が必要。すでに対応している企業もあると思うが、想定外が起こるかもしれない。その時の対応が正しかったと思える確固たる信念こそ事業継続の力、安定供給を支える力になり得るものだと信じて筆初めとする。今年もご愛顧を。    (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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