CNも地道な努力不可欠
膨らませたい実現可能性
2023.1.20
 国連の専門家機関が南極上空のオゾン層が2066年までに、極端に減少する前の1980年の水準に戻るとの予測を発表した。また、北極では2045年、他の地域では2040年までに回復する見込みだという。オゾン層とは、酸素原子3個(分子式はO3)からなり、上空10~50㎞の成層圏に約90%が存在し、有害な紫外線を吸収して地上の生態系を保護している。

 そのオゾンが冷蔵庫やエアコンの冷媒などに使われていたフロンなどの化学物質の影響から減少し、オゾン層に穴が開いたように見えるオゾンホールが発生。地上に降り注ぐ紫外線が増大して生物の身体に悪い影響を及ぼすとされ、1970年代から問題化。1987年のモントリオール議定書でフロンなどの生産と消費が禁じられたことで徐々にオゾンホールが縮小し始め、今回の発表に至っている。

 近年は地球温暖化の問題ばかりが多く取り上げられ、オゾン層が注目されることもなくニュースとしてあまりピンとこなかった人も多いかもしれないが、努力により一度壊れたものが回復する良い事例かもしれない。

 現在、地球温暖化対策がなされ2050年を目安にカーボンニュートラルを掲げる国や企業も多い。パリ協定(気候変動に関する国際的な枠組み)では、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1・5℃に抑えるのが目的だが、これらもオゾン層の場合と同じように努力を続けることで早期実現の可能性が膨らむのだろう。 (彰)


北海道のガソリン価格予想
1月26日(月)から2月1日(日)まで
価格上昇
仕切り上昇のため その後下げも

01月25日付ヘッドライン

■道内の移動タンク貯蔵所など10.42%に基準不適合等 消防庁立入検査
■手法身に付け計画練る 道経産局がBCP訓練企画スキル習得講座
■脱炭素への取り組み共有 ゼロカーボン北海道タスクフォース地方支分部極会合
■さらなる油販拡大に照準 道エネチャレンジ新道東
■都市ガスにバイオメタン 導管への混入技術など検証へ